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2010年度 第四回議事録

— カテゴリ:

第四回 ネットワークを利用したロボットサービスとサービスロボット研究専門委員会

内容
  • 議事録
日時 2011年03月03日
から 10時00分 まで 12時30分
場所 産業技術大学院大学 品川キャンバス 2階269室
参加者 成田(産技大),土井(東芝),小笠原(奈良先端大),鈴木(はこだて未来大),加藤(産技大),村川(富士通研),篠田(セコムIS研究所),石井(セコムIS研究所),黒田(イクシスリサーチ),森脇(滋賀県立大),高橋(名城大),包原(安川電機),潮(産技大),中川(産技大),大澤(JSTさきがけ),五十嵐(産技大),岡林(富士通研),以上17名(敬称略)
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会場

産業技術大学院大学 品川キャンバス 2階269室 ( 会場案内

議事

(1) 10:00-10:45「ネットワークロボットとクラウドに関連する研究動向」
                 東芝 研究開発センター 首席技監 土井美和子様
(2) 10:45-11:15 「今後のネットワークロボットとクラウドに関連する研究動向の進め方」(検討)

(3) 11:15-12:00「ロボットサービスと今後のネットワーク」
                 奈良先端科学技術大学院大学 教授 小笠原司先生

(4) 12:00-12:15 「2010年ロボット学会でのOSの報告」
                 公立はこだて未来大学  准教授 鈴木昭二先生

(5) 12:15-12:30 「2010年の講習会の報告と今後の計画」
                 産業技術大学院大学  教授  加藤由花先生

議事詳細

議事(1)
講演者より,電子情報通信学会に設立されるクラウドネットワークロボット研究会について,その前身と今後の研究会の取り組みについて紹介があった.また,内外におけるネットワークロボットの定義の違いから始まり,ネットワークロボット関係で現在進められている国際規格について,規格の概要と規格認定団体の特徴および米国・韓国・中国の取り組みを交えた解説があった.
質疑応答において,他国の同等について質問があり,韓国・米国・イタリアの事例が紹介された.
議事(2)
委員長より本研究専門委員会の説明があり,引き続き討論が行われた.サービスロボットのマーケットを立ち上げに必要な実証実験の場がない点が話題となり以下の意見があがった.
  • 参考事例としてJR東日本が五反田駅で行ったSuicaの試験運用がある.
  • サービス実現のためには,利用者の声をフィードバックして質を高めることが不可欠であり,そのためにはロボットと人とのインタラクションを確認できる場が不可欠である.
  • 試験的な市場投入や公共の場を利用した実験が行いやすくなるよう規制が緩和されることに期待したい.
議事(3)
講演者より,サービスを提供するロボットを実現するために行ってきたこれまでの研究について紹介があった.視線操縦車イス,案内ロボット,対話ロボット,環境地図の共有,ネットワークサービスのアーキテクチャなどが紹介された.
質疑応答において,Googleの音声認識や半導体の検査など実用化されたクラウドサービスと比較し,ロボットのサービスがなかなか一般化して提供できる形にならない点が話題となった.ロボット自体がなかなか汎用化していかない,汎用化できるのはナビゲーションと対話機能であるなどの意見があった.
議事(4)
2010年9月23日に実施された,日本ロボット学会学術講演会におけるオーガナイズドセッションについて,その概要が紹介された.
議事(5)
2010年5月と9月に実施された2回の講習会について,その概要が紹介された.また,2011年5月に講習会を実施する予定であることが報告された.詳細は,第28回日本ロボット学会学術講演会におけるオーガナイズドセッションを参照のこと.
総括
現在は,インターネット上で提供されるサービスと,サービスが提供できるロボットの開発とにギャップがある.このギャップが海外の技術によっていつのまにか埋められてしまう事態を憂慮する.
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