2010年度 第三回議事録
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カテゴリ:
議事録
第三回 ネットワークを利用したロボットサービスとサービスロボット研究専門委員会
内容 |
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日時 |
2010年07月08日 から 13時00分 まで 15時00分 |
場所 | 首都大学東京 秋葉原サテライトキャンパス(1202室) |
参加者 |
成田(産技大)、村川(富士通研)、日浦(三菱重工)、加藤(産技大)、鈴木(はこだて未来大)、秋口(産技大)、土屋(産技大)、神田(富士通研)、岡林(富士通研)、坂下(産業技術センター)、野中(創価大)、包原(安川電機)、蔵田(気象協会)、太田(マイクロソフト)、中本(セック),以上13名(敬称略) |
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議事および議事詳細
議事 ・事例紹介1: コミュニケーションロボット「Wakamaru」の紹介 ・事例紹介2: サービスロボットによる販促サービス紹介とネットワークサービスの必要性について ・ロボット学会学術講演会 ・旭川のチュートリアル報告 議事詳細 ○事例紹介1 コミュニケーションロボット「Wakamaru」の紹介 講演者: 日浦(三菱重工) ロボットサービス実現の取り組みとして,Wakamaruを飲食店における接客に利用する試みが紹介された ネットワークの活用としては,遠隔での管理,接客コンテンツのバックアップ機能の重要性が指摘された 質疑応答 ・お客に飽きられないコンテンツの作成,人手のかからないロボットの運用が重要である ・ビジネス上の有効性については今後検証が必要である ・現在通信部分を専用のプロトコルで実装しているが,標準的なプロトコルの採用を考えていきたい ○事例紹介2 サービスロボットによる販促サービス紹介とネットワークサービスの必要性について 講演者: 村川(富士通研究所) ショッピングセンターにおける実証実験を通じて得られた知見が紹介された ・ロボットの導入により客の利便性を向上させることはできるが,ビジネス上の効果は見えにくい ・ロボットによる実演販売は客の購入につながるケースが多く効果がある(ただし,動画の提示は逆効果で,静止画+ロボットの動き+おしゃべりが効果有り) ・ロボットを運用していくために人員が割かれるようでは省人化にならない 質疑応答 ・POSネットワークのための標準化が進んでおり,ロボットのサービスと共通する部分については活用を考えていくのもよい ・ロボットサービスとして,ロボットを広告に活用することを考えてみるのも一案である ○ロボット学会学術講演会 9/22-24に名古屋工業大学で日本ロボット学会の学術講演会が行われる オーガナイズドセッションとチュートリアルを実施する(それぞれ2時間程度) オーガナイズドセッションは,発表5,6件程度に加え討論の時間を30分程度設ける. 発表候補者は,成田,鈴木,加藤,土屋,村川,加納?,蔵田. 討論は,話題提供者(3名程度)からの話題をうけて議論を進める. チュートリアルは,参加者にRSNPを利用したサーバ接続を体験してもらう 参加者はノートPC+カメラを持参 プログラミングの概要紹介に続き時分のPCにインストールを行う. 産技大にてチュートリアルに向け準備中 ロボットサービス用サーバを構築中 おでかけマップ+見守りサービス サーバ接続可能なクライアントの配付用ソース(DVD化予定) FJLIBの取り扱いについては要検討 デモ用のLEGOロボ用クライアント検討中(小型PCからBluetoothでLEGOロボを動かす) ○旭川のチュートリアル報告 配付資料: チュートリアル当日の配布資料+まとめ チュートリアルにおける総合討論内容が報告された 現在,サーバはクラウド,端末は携帯電話に集約されつつあり, センサとデバイス,ロボットがこれに加わりつつある ・各種プラットフォームの融合が進む中で,融合の最終形態はどうなるのか? その中でロボットはどう位置づけられるか? ロボットの価値はインタラクションにある? ・リアルワールドのサービス基盤はどうなるか ・ロボットサービス基盤における研究課題は何か 報告および討論を通じて課題が共有された. 以上